合格実績
大阪大学大学院 人間科学研究科 合格
英語ができない状態から始めて本番で緊張し過ぎても、合格できている人がここにいる
大阪府 北極星 さん
常に課題が明確な状態で勉強を続けられたことが合格に繋がった
私が大学院受験を決めたのは、社会人経験を積んでからでした。英語は学生時代から苦手で、大学卒業後まったく触れていなかったので、はじめは中学英文法すら怪しい状態でした。受験まで半年しかない中で、外部の大学院を受ける。しかも一般入試で。研究計画書も専門科目もゼロの状態から。無謀だと思い、冬季に行われる社会人入試を目指すことを何度も考えましたが、ここで英語を頑張らないと入学できたとしても大変だと思い、自分にプレッシャーをかけ、本腰を入れて勉強することにしました。今は検索するとさまざまな勉強法が出てきますが、それだけでは不安で、自分のペースで学習できる『大学院英語 入試対策講座』の受講を決めました。
私は「英文法講座」、「基礎講座」、「完成講座」の3講座を受けました。定期的に問題が届くので、よいペースメーカーになったと思います。はじめは解説もわからないことがある状態でしたが、基本単語と中学・高校の英文法を復習して解いていくうちにだんだんと理解できるようになりました。3講座を受けることで大量の問題に触れることができ、私に合っていたと思います。また、毎回細やかに添削をしてくださり、自分の和訳の癖や理解していない文法を確認することができたので、常に課題が明確な状態で勉強を続けられたことが合格に繋がったのではないかと感じています。
最初は過去問がまったく解けなかったが、基礎講座を終わらせたあたりから…
大阪大学大学院の入試問題は、論文の内容を理解するだけではなく、それを基に自分の解釈や意見も答案に表現しなければなりません。また、空所補充は文脈を理解して選択する必要がありました。過去問題を初めて解いたのは研究室訪問後のことで、6、7月あたりでした。まったく解けず、これは間に合わないのではないかという不安が大きかったです。しかし、基礎講座を終わらせたあたりから、徐々に英文の内容を理解することができるようになりました。直前期は完成講座と、過去問を試験時間内に解くトレーニングを行いました。一週間くらい続けた頃から、正答率は別として急に速読と理解力が上がって、試験時間内に解けるようになりました。それまでは精神的にきつく、何度も諦めそうになりましたが、添削内容や今までに解いた長文を見直して、「これだけ解いてきたから大丈夫」と自分を励ましていました。最終的には講座を含めて解いた長文の数は150を超えていました。単語を覚えることが苦手だったのですが、長文の中で繰り返し目にすることで覚えていきました。解説には語彙リストが必ずついていたので、効率的に復習ができ非常に助かりました。
本番でも時間を余らせて解答できたのは講座でのトレーニングのおかげ
当日は近くの席の受験生が辞書なしでスラスラと解いており、雰囲気に飲まれてしまい始めの30分位は頭が真っ白になり、1、2題目の長文の内容がまったく頭に入ってこなくて焦りました。しかし、足切りにならなければいいと気持ちを切り替えて、急いで2題解き、残り15分で1題目の問題を解き、何とか答案をすべて埋めることができました。時間を余らせることができたのは、直前期に過去問と完成講座を時間より少し早く解き終わるように何度もトレーニングをしたからだと思います。一次試験の合格発表の時は信じられない気持ちでした。
英語ができない状態から始めて本番で緊張し過ぎても、合格できている人がここにいる
このように、英語ができない状態から始めて本番で緊張し過ぎても、何とか合格できている人がここにいます。勉強から離れていた人でも、英語が苦手でも、英文法をしっかり勉強し、長文を大量に解き、英語に慣れることができれば、合格することができると思います。もう少し時間があれば、復習をしっかりすることができ、もっとゆとりのある状態で合格できたと思います。特に英語を一からやり直す方は、定着のための時間も必要なので早めに準備を始める方が望ましいでしょう。また、専門科目の学習が英語の理解を助けてくれます。専門科目の学習が進むと自然と理解力が上がってくるので、先に専門科目の知識を固めてしまうと楽だと思いました。
今後は、講座で学習したことを生かして、英語論文を執筆できるように英語学習を続けていきたいです。講座では毎回さまざまなテーマの長文が送られてくるので、挫折せずに講座を完走できました。研究領域以外にもアンテナを向けて、研究内容を深めていきたいと思います。受験勉強はきついこともあるとは思いますが、新しいことを知る楽しさ、大学院でやりたいことを忘れずに勉強を続けていただけたらと思います。応援しています。