合格実績

北海道大学大学院 文学研究科 合格

英語の勉強は添削講座以外何もしなかった

京都府   神田久志 さん

受講講座: 基礎講座 

入試年:2016年度入試  合格

合格校: 北海道大学大学院  

英語が苦手で、塾に通うか通信講座を受講するかで迷っていた

私は江戸時代の文学を研究しています。大学時代は立命館大学に所属していましたが、江戸文学の研究者が大学にいなかったため、大学院では他大学に進学することにしました。昔から英語が苦手だったので、院試対策の際は英語だけは塾に通うか、通信講座を受講するかしなければならないと感じ、いろいろと当たってみましたが、なかなか大学院専門のものがなく、あったとしても大手の大学受験専門校が大学院用に開設したものでした。それは結局のところ大学受験講座とあまり代わり映えのしないものであり、また費用も高額で、私のような学生で賄えるものではありませんでした。そんな中で見つけたのがこの『大学院英語 入試対策講座』でした。嫌いなことを後回しにする性格でもあり、見つけた時には5月になっていました。迷う時間もなく、メルマガに登録して基礎講座を受講することにしました。受講にあたって質問をメールで送ったのですが、迅速に返信が返ってきて、対応の速さに感心しました。

秋入試の対策は遅くとも4月には始めておくべき

合格できたからよかったようなものですが、私が英語と専門科目の勉強を始めたのは大学4年生の5月も半ばになってからのことでした。大学院への進学自体は前年から考えていたことでもあり、入試説明会に足を運んだり、5月の上旬には受験先の教授に会いに行ったりしていました。ただやはり今になって考えると5月に勉強を始めて9月3日に受験というスケジュールは冒険だったように感じます。秋入試を受験するなら、やはり遅くとも4月には始めておきたいものです。北海道大学大学院の文学研究科ではあまり英語の配点が専門に比べて高くはないようですが、それでも合格を左右するのは間違いありませんし、京都大学大学院などでは特に英語が重視されると聞きました。

英語の勉強は添削講座以外何もしなかった

大学院の英語は英文和訳が主流なので、通常の大学受験用の英語教材では無駄なところがあります。その点、基礎講座はほぼ全問が全文和訳で、問題が一貫しているので難しいながらも解きやすく、またそれぞれが仮定法や無生物主語構文などの主題に沿って作られているので、構文や単語を覚える一助にもなりました。基礎講座には、全20回におよぶ自習用テキストと、メルマガの内容をまとめた英文和訳の入門書がついてきました。この2つと課題をこなすことで英語の勉強としました。これ以外には何もしませんでした。入門書は3回読みましたが、長文和訳を想定した革新的な内容で、英語が苦手な私にも頭に入りやすく、読了後は課題がぐんと解きやすくなりました。私は集中できない性格なので、1日何時間やったかというよりは、1日1題というふうに、ノルマ制にしてテキストを解いていきました。最初は辞書を使い、2回目からは辞書を引かずに解いていきました。問題中で同義の意味の単語を複数用いることがあり、単語の勉強に役立ちました。北海道大学大学院の問題自体は全文和訳ではなく部分和訳が主なのですが、過去問も全文和訳に挑戦したりするなどして勉強しました。そうすることで速読力が身についたと思います。

鋭く欠点を指摘しつつ、できた点は褒めてくれる指導

学芸員過程を受講していたことやアルバイトを両立していたせいで、受験直前でもあまり時間を割けませんでした。そんな時は焦らずに、日々設定したノルマをきちんとこなすことに専念しました。また、7月末に2週間ほどにわたって集中して研究計画書や論文を書いていて、その時は課題の提出も2週分ほど遅れたのですが、その時に近況を心配してくださるメールが届き、親身な指導が感じられました。どんな質問にも丁寧な返信があり、また、欠点をつく鋭い指摘もありつつも、できた点はきちんと褒めてくださったので、受験まで雑事に惑わされることなくモチベーションを保つことができました。英語とは関係ありませんが、研究計画書はきちんと教授に指導してもらうといいかと思います。私の場合、面接では40分にわたって徹底的な質問を受けたので、研究計画書はきちんと対策する必要があります。
北海道大学大学院の場合、大学入試での英語は比較的平易で、それを大量に解かせるというのが主流なのですが、大学院入試の英語は難解で、問題は大問が1つだけでした。このように、大学入試での問題傾向と大学院入試での問題傾向が異なる場合があります。受験本番では、読めない単語がいくつかありましたが、英文和訳の入門書にあったように、ルールに従って解いていくことで、採点者に好印象を与えるような解答が可能になりました。今までは読めない単語があったりするととたんに混乱して、その場の雰囲気で場当たり的に解くことが多かったのですが、今回の基礎講座の受講により、着実に点を取れる解答を心掛けるようになり、それが合格につながったのではないかと思っています。

講座を受講すれば英語に関しては過不足のない勉強ができる

大学院進学後は博士課程に進み、研究者になる予定です。私の研究は特殊で、北海道大学にしか担当教員がおらず、そこに進学しなかったら自分のしたい研究ができませんでした。この講座を受講して、正しい英語を学べたことを幸運に思っています。大学入試は高校も協力してくれ、全力を入試に注ぐことができますが、大学院入試は仲間もおらず、孤独な闘いになることが多々あり、また諸事情から自学が求められます。特に英語は専門試験とは違ってブランクがあって苦手とする人も多いので、客観的視点からの指導が不可欠です。この講座を受講することで、英語に関しては過不足のない勉強ができると思います。この体験談がこれから大学院試験を受験される皆様への一助になれば幸いです。

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