合格実績
神戸大学大学院 国際文化学研究科 合格
英語は何となくの意味が分かる読み方では通用しない
新潟県 ガーリ さん
帰国後の2年間、大学院で研究することを決意
私は40代で1歳の子どもがいる主婦です。最初に大学院に進学したいと思ったきっかけについてお話ししたいと思います。
2015年8月まで家族でアフリカにおりました。そのアフリカ大陸にある国の生まれの夫が日本で進学が決まり、2年半の間、日本で暮らせる機会を得ました。帰国が決まってから、この日本に滞在できる期間に何がしたいかと考えた時に、若い頃に勉強して面白かった文化人類学の研究を通して、私と縁ができた人々についてこれから続けていける基礎を身につけたいと思いました。そこで、若い頃にお世話になった文化人類学の研究者に連絡を取り、学生になるのが一番だと考え、自分がやりたい研究に向いている神戸大学大学院国際文化学研究科を受験することに決めました。
8月に帰国して、試験は11月の頭にありました。大学院に合格された方の話をインターネットで読んでみると、明らかに時間不足であるし、私の場合は息子も小さく、受け入れてくれる保育園もなかったので、寝ている隙に勉強するしかありませんでした。英語の試験は点数が取れないと合格できないことを聞き、どうしようかと考えました。明らかに無防な挑戦にも思いましたが、限られた期間の中で文化人類学を学ぶにはこの機会に合格するしかなかったので、やるだけやってみようという気持ちだけは強かったです。
『大学院英語 入試対策講座』は、オンラインで答案の提出・受け取りが可能であり、また個別の相談にも乗って頂けるようであったので、連絡をしたのが受講のきっかけでした。試験までの期間が短かったので、毎週、答案を提出するというスケジュールに変更して「基礎講座」を受講できるように対応して頂きました。
幼い子どもの世話と受験勉強の両立
勉強時間は息子が寝ている隙に取るしかありませんでした。息子の昼寝時間の1時間、夜に息子が眠ってからの2時間と、1日に3時間は勉強時間にあてるようにしました。時間を取りたくて夜中の2時、3時まで勉強することもありましたが、年齢のせいか体調が悪くなってしまい効率が悪くなったので、睡眠はしっかり取ろうと割り切りました。子どもを寝かせながら一緒に眠ってしまう夜もあり、そういう時は夜中に目が覚めたら勉強するようにしました。
講座を始めてから試験まで1ヶ月と2週間しかなかったため、毎週答案を提出するスケジュールで対応をして頂きました。本来は練習問題を解いて少しずつ成長しながら答案を提出していくのが理想ですが、英語以外にも専門用語を覚えたり、研究計画書の準備をしたりしなければいけなかったため、答案を毎週提出して復習するのが精一杯でした。湯川先生の添削はとても丁寧でたくさん直して下さるので、ありがたかったです。【解答・解説号】が届く前に何としてでも答案を提出するという勉強のペースが作れたのと、その最低ラインに設定した目標を意地でも達成したことで、合格できたのではないかと思います。また、自習用テキストの『英語和訳で使える◯秘テクニック20』を通して、和訳をする際の考え方が身について良かったです。
過去問では部分和訳の問題しかありませんでしたが、実際の試験では英語で答える問題と、問題に対して日本語で要旨を100文字以内で答えるという異なる形式の出題もありました。しかし、講座のおかげで長文英語を集中して読むことに慣れていたので、落ち着いて解答することができました。
英語は何となくの意味が分かる読み方では通用しない
私は受講するまでは、英文をきちんとした日本語にしなくても、何となくの意味が分かるという読み方をしていました。家族との日常会話は英語なので、英語の語順には慣れていました。しかし、お世話になった学部時代の先生に研究計画書を見て頂いた時に、日本語がおかしいという指摘を受けました。そして実際に英語を日本語の文章にしてみると、頭でストーリー展開を描けて読めていると思っていても、きちんとした日本語に和訳することは簡単なことではありませんでした。
アカデミックなレベルの文章に関しては、日本語と英語のどちらの語学レベルも十分ではなかったということだと思います。英語を勉強し、湯川先生の和訳を読むことで、自分の日本語能力の弱さも自覚できました。ですから、一度英語で捉えて、それを自然な日本語の文章に再度構成し直して解答をするように工夫をしました。また添削指導を通して、自分が分かっていなくて間違いやすい箇所にも気づくことができました。同じ文法が実際の試験にも出ていたので、勉強した甲斐があったなと嬉しくなりました。
実際の試験では最初に解答にかける時間配分を決めて、そのペースを保つことで焦らずに落ち着いて取り組むことができました。講座の受講を通して自分が間違えやすいところ、気をつけるべきところに自覚的になれたのが、大きな収穫だったと思います。
これから受講を考えていらっしゃる方へ
英語和訳は第三者に指導してもらうのが、上達する上で一番の近道だと実感しました。量は多くなくても、一枚一枚の答案を復習しながら丁寧に勉強することが大事です。『大学院英語 入試対策講座』を受講することは、入試に通用する和訳を最も効率的に学べる方法の1つだと思います。