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効率よく入試レベルの和訳力を身につけることができた

神奈川県 I,K.さん  大学院英語 基礎講座大学院英語 完成講座を受講
東京大学大学院教育学研究科に合格

英文和訳の学習はTOEIC対策の学習とは大きく異なる
英文和訳の学習は、英語が大の苦手だったこともあり、十数年前の大学入試でも対策したことがなく、ここ数年でTOEIC公開テストを受けてリーディングの訓練はしていたものの、英文の精読はほとんど経験したことはありませんでした。
大学院入試の約半年前に、過去問を試しに1題解こうとしたところ、まったく歯が立たず、何分たっても最初の一文の和訳を書くことができませんでした。自力で入試対策をすることは無理であると早々に判断しました。その日からネットで情報を探し始め、さまざまな大学院予備校を比較しました。結果として、(1)英文和訳の基礎から積み重ねることができること、(2)社会人でも無理のない受講スケジュール設定、(3)納得できる受講料、の3点の理由から『大学院英語 入試対策講座』を受講することに決めました。

大学院入試の傾向と講座の利用法
受験した東京大学大学院教育学研究科の英語の問題は、専門分野に関係する論文の一部の全文和訳が2題出題されます。社会人としての経験があること等の一定の条件で、辞書を持ちこむことができる「英語II」を選択できます。このことを念頭に対策を始めました。正直、入試対策を始める前までは、辞書を持ちこめるということで、かなり油断をして安心しきっていました。しかし、試験時間内に、英文を最低限日本語として通じる和訳にするには、辞書を参照できても、技術とある種の慣れを身につけておく必要性に気づきました。その技術とは何かを模索し、書店で一冊の大学入試の基礎的な英文解釈の参考書を購入し、入試5ヶ月前からそれに取り組みました。添削講座に取り組む前に、少なくとも大学入試で要求される英文を読むことを経験することが先決と考えました。加えて、基本的な単語の暗記を再開し、基礎を固めることに注力しました。
添削講座に取り組みはじめたのは、ゴールデンウィークからです。入試実施5ヶ月前でかなり焦っていました。早速、1回目の課題を提出し、充実した添削コメントと、答案の評価がフィードバックされ、「文章の理解」という点では評価をいただくことができ、コツコツとこの講座を進めていけば、なんとか合格圏内に入れるかもしれないと少し安心しました。でもその気持ちを味わったのは束の間のその1回だけで、2回目以降ついには最終回までなかなか答案の評価が上がりませんでした。
基本的に技術と基礎知識が欠落していることを認識させられ、2回目の課題を提出した後、本格的に自習用テキストの『英語和訳で使える○秘テクニック20』を精読しました。文法書には出ていない和訳のコツがわかりやすく書かれておりとても助かりました。
また、社会人はまとまった時間がとりにくいので、いつでもどこでも苦手な箇所を学習できるように、添削講座で特に厳しく指摘されたところを抽出し、集約したノートを作成し、3分でも時間があれば頭の中で短文を和訳するように復習していました。和訳の技術に慣れるということはこのプロセスで徐々に身に付いたように思います。

柔軟に受講スケジュールを調整してもらえるのがメリット
前述の通り、講座における評価は厳しいもので落ち込むことばかりでしたが、それが現在の実力であると受け止め、本番までに辞書を持ちこんで和訳できる力をつければいいと、自らを鼓舞し、添削指導の解説を徹底的に熟読しました。そうすることで自らの弱点が明らかになり、また減点法といった和訳の採点基準や、おすすめの英和辞典も紹介いただきました。これらは独学ではなかなか得られない情報だったと思います。
そして、昨年度の合格者の方の体験談を参考に、『大学院英語 基礎講座』が終了してから、1週間の時間を空け、『大学院英語 基礎講座』の総復習をしてから、『大学院英語 完成講座』を再開してもらいました。このように柔軟に受講スケジュールを組んでくれるのもこの講座のメリットだと思います。おかげで、すべての講座を終えるとちょうど入試1か月前になるような工程となりました。
『大学院英語 基礎講座』の復習を終えてから、過去問に取り組み始めました。当初に比べ、なんとか食らいついていけるくらいの力が付いたようで、過去7年間分の合計35題の問題を和訳しました。これを通じて、問題傾向を知り、頻出単語や和訳の技術をチェックすることができました。また、添削講座と同じように苦手箇所を集めたノートを作り、折に触れて読み返すようにしました。最後は、実力を試すために、特典の自習用テキストを活用しました。辞書を使えば、基本的になんとか和訳できる、という自信の醸成につながりました。

制限時間内に自分の実力を出し切れた
入試では、試験終了10分前までに、現在の自分の実力を出し切った解答案を作成することができました。見直しをしたところ、翻訳家の書くような和訳にはなっていませんが、少なくとも訳語の選定を間違えたり、日本語の意味が意味不明であったり、堅苦しい日本語ではなかったです。最後まで「単語力が課題」と添削で指摘いただいていたこともあり、辞書を引く回数は多かったのですが、添削講座で扱った主要な和訳テクニックだけでほぼ対応できました。問題の英文の性質上、一文が長く解答を書くまで文構造の分析に時間がかかりましたが、落ち着いて取り組むように心がけました。悩む時間があるなら辞書を引く、ということを意識して概ね対処できたようです。辞書を引くと時間がかかってしまうと思われるかもしれませんが、これは日々の蓄積によりスピードを高めることができます。この添削講座や過去問の解答練習を通じて、辞書を引きながら制限時間内に解くという訓練の積み重ねが、今回の入試で役に立ちました。

これから受講を考えている方へ
社会人の方は、日常の仕事、家事、子育てに1日の多くの時間を割く中で、大学院入試の準備をする必要があります。こうした中で、効率的に必要な情報を収集し、学習を継続する仕組みを作り、それに沿って実際に解答・復習するサイクルができるか否かで、すべてが決まるといっても過言ではありません。とりわけ、英文和訳は第三者からの指摘がないと効率良く対策が進められない、と実感しました。私自身、この4月から、それまでの勤務先から異動となり業務繁忙期と重なっていました。その合間を縫って、通学が不要であり、入試までの合理的な対策スケジュールを組むことができたこの添削講座を、社会人の方に特におすすめしたいと思います。