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添削講座で自分の弱点を見つけることができた

兵庫県 品川猿さん  大学院英語 基礎講座を受講
慶應義塾大学大学院医学研究科に合格

入試に向けての情報収集や知識整理
入試は9月ですが、2月に過去問(英語5年分)を取り寄せました。出題形式は、5つの長文から2つを選んで全文を和訳するというものです。内容が専門的で、分子生物学、免疫学などまったく馴染みのないものだったので、まずその方面の入門書や新聞記事、インターネットの m3.com というサイトの医療ニュース等の資料を読んで、話題に慣れるようにしました。当初は日本語でも、1つの言葉の意味が完全に理解できるまで5回くらい医学辞典を引かなければなりませんでしたが、1ヶ月もすると、だんだん分かるようになってきました。

過去問の活用法
3月末まで仕事をしていたので、過去問をきちんと解きはじめたのは5月に入ってからです。入試は辞書の持ち込みが可能なので、実際に使う辞書と筆記用具を使って解くようにしました。筆記具は、使いやすいシャーペンと芯の硬さを選び、長く書き続ける事に慣れるようにしました。最初は言葉の意味や文法構造をなるべく正確に訳すように心がけ、慣れてきてからはスピードを上げて、入試までに4回解きました。本番では90分で2題を選んで解くので、8月中旬からは60分で2題解くようにしていました。

添削講座で自分の弱点を見つけることができた
過去問は正答がついていないので、自分の訳が合っているかどうか分かりません。そこで和訳の添削がしていただけるという『大学院英語 基礎講座』を受講しました。実際に人に見せる訳を書くとなると緊張感も違いますし、目標時間内に解けるかどうかで自分の解答スピードもチェックできました。また、過去問の訳で分からないところを教えていただき、他の英文和訳(私は m3.com の専門医療ニュース&ジャーナルで、日本語の対訳つき英語論文を見ていました)で納得できない所に解説をいただきました。その他、助動詞の訳がいいかげんだったり、単純な訳し漏れがあったりすることも、添削指導を受けて分かりました。それらの対策として、苦手な助動詞は辞書や文法書から例文を写して見直したり、長文を和訳した後に見落としがないか、英文の単語にチェックを入れながら読み返したりしました。これは本番でも行いました。

受講して良かったポイントとは
昔、実用英語検定の準一級に何度も失敗した経験から、とにかく過去問を重視する事が信条なので、今回もその方式で取り組みました。『大学院英語 基礎講座』は、一人で過去問を解いているだけではできない訳の第三者チェック、弱点の発見に役立ちました。出題内容の傾向は志望校とは違いましたが、実際の入試でも、すべてが分子生物学、免疫学から出題されるわけではなかったので、それ以外の分野に対応する力を確認する意味でもかえって良かったと思います。

おすすめの受験勉強法
以下は、私の個人的な性格(小心であまりスタミナはない。少しずつ努力を積み重ねるのは得意)に合った勉強方法です。第一に、やみくもに勉強を始めず、計画を立てるのに十分時間をかけました。計画を実行し始めたら、不安を持たずに実行に徹すること。本番1ヶ月前、2週間前、といった節目に進行状態を確認し、計画を見直しました。第二に、計画通りいかなくても気にしないこと。私は計画の3割くらいしかできないタイプですが、最初から3割の計画を立てて100%実行する方が良いとは言えないと思います。時間に余裕があると、ついつい計画も欲張ってしまいますが、試験が近づいて、全部はこなせなくなると、嫌でもその時点からできる事を真剣に考えて、結果として本当にやるべきことの見極めがつくと思います。大学までとは違い、大学院は進学の動機もそれまでの経歴もさまざまなので、面接では受験生の志望動機や将来の希望、研究室との相性が重視されたように思います。志望動機は、文章にまとめたり人に話したりして、一貫性や説得力があるかどうか確かめておくと良いかと思います。